2014年11月1日(土)、2日(日)13:00~18:20
葵丘(ききゅう)、龍海院、東邦ガス(4F)、日本生命(6F)、十六銀行岡崎支店(2F)、岡崎ニューグランドホテル、岡崎城 二の丸能楽堂、岡崎市図書館交流プラザ Libra(りぶら)ホール、あんだんて、岡崎信用金庫 中央支店(3F)、碧海信用金庫 岡崎支店、岡崎信用金庫 資料館、碧海信用金庫 岡崎支店、明治安田生命、第一生命(3F)、岡崎信用金庫 本店 全15有料会場、街中10箇所無料会場
あいにくの雨模様となった今年の岡崎ジャズストリートは恒例となっているオープニングパレードも中止となり、やや不安げなスタートだったが、いざ始まってみれば例年を上回る多数のお客さんが押し寄せ、どの会場も興奮の渦が巻き上がる素晴らしい内容となった。
今回初めての試みとしては、日本ジャズ会を代表するギタリスト達によるソロ、デュオ、トリオのジャズギターワークショップ、そしてプロミュージシャン限定のジャムセッション等が挙げられるが、どちらも素晴らしい結果に繋がり大成功を収めた。なかでも葵丘会場で演奏した打田十紀夫のギターソロは非常に評判が高く、是非来年もという声が多かった。また多くのファンが詰め掛けたウイリアムス浩子&馬場孝喜(G)のデュオもやはりギターが活躍するユニットで、最近のジャズ界における風潮が見られるようだ。
ジャズコーラスのジャミンゼブ、スウィングの帝王、花岡詠二スヰングオールスターズ、ニューオーリンズストリートを髣髴とさせるMitchオールスターズ、本場ネイティブの響きを聴かせるギラジルカ、充実度を増している市原ひかりグループ、コンテンポラリーを代表する三木俊雄とFront Page Orchestra、モダンスウィングの名手谷口、右近を擁する菅沼直クインテット、国際的に活躍するフュージョンの雄、jaja等、デキシーからコンテンポラリーまで現代ジャズシーンでのトップを占めるグループのサウンドを聴けるのが岡崎ジャズストリートの特徴だ。
今年で9回目を数える岡崎ジャズストリートだが、全国のジャズファンからの熱い声援と、地元企業、ファン、ボランティアによる協力のおかげで、年を経るごとにますます充実度が増している。実行委員会では、来年10周年に向けてのさらなる飛躍を目指し、すでに熱い胎動が始まっている。